株式会社健康生活グループ友愛さま 健康食品などの商品の取り扱い
研修の前から、社員の皆様がそれぞれのやり方でAIを使い始めていました。
薬機法に配慮した商品資料づくり、お客様の健康相談への備え、商品の背景を伝える動画づくり。
いまでは、困ったらまずAIに聞いてみることが社内の方針になっています。次のテーマは、大人数の会議の議事録と、動画づくりのやり方を社内で揃えることです。
背景|研修の前から、自分たちでAIを使い始めていました
株式会社健康生活グループ友愛は、名古屋市中村区に拠点を置き、健康食品などの商品を扱われている企業です。2026年5月から7月にかけて、全4回のAI研修を対面で実施しました。
AIとの付き合いは、研修よりも前から始まっています。代表取締役のF様ご自身が以前から生成AIを使われており、研修のお申し込みから開始までの間にも、社員の皆様がそれぞれのやり方でAIを試されていました。
研修は、すでに取り組まれていた指示の出し方(プロンプト)を、あらためて整理し直す機会にもなりました。現在は法人契約のGeminiと、個人で契約しているChatGPTを使い分けながら、日々の業務の中でAIが動いています。
変化|商品の資料から、お客様のご相談、動画づくりまで
商品資料と健康情報の資料 ── 薬機法への配慮をAIに指定
商品の説明用の資料や、健康に関する情報をお客様にお伝えするための資料は、現在も紙で配るものが中心です。健康食品は、病気が治るといった表現を使うことができません。そこで、表現のルールをあらかじめAIに伝えたうえで資料を作られています。
「薬機法っていうのがあるので、それに触れないように資料を作ってください」
H様は研修の前から資料づくりにAIを使われており、研修では指示の出し方をあらためて学ばれました。以前は使うイラストを自分で探すところから始めていた作業が、いまは数分単位でできあがるようになっています。
「指示の出し方教えていただいて、作れるようになった」
お客様の健康相談への備え ── 知らない病名も、まず調べられる
お客様から健康に関するご相談を受けることがあります。最近は新しい病名がつけられることも多く、聞き慣れない病名を伺うこともあります。そうしたときは、時間のあるときにAIで調べてから、アドバイスに臨まれています。聞いたことのない病名でも調べられることが、日々の対応の助けになっています。
ほかにも、翻訳や論文探しといった調べものにもAIが使われています。
商品の背景を伝える動画 ── 5分から10分で、商品の裏側を
5分から10分ほどの動画で、商品の説明や、その商品が作られた背景を伝える取り組みも始まっています。すでに何本か作成されており、一から作ることに比べれば、ずいぶん助かっているとのことでした。
「商品はもうどこでもあるけど、その裏側にはどういう苦労があったとか。そういうのがあるとより、お客さんも理解してもらいやすい」
いまAIを使っている業務
| 業務 | 使い方 |
|---|---|
| 商品の説明資料 | 薬機法に触れない表現を指定して作成 |
| 健康情報の資料 | お客様向けの紙の資料を作成 |
| 健康相談への備え | 聞き慣れない病名などを事前に調べる |
| 翻訳・論文の調査 | 翻訳や、論文などの情報を探す |
| 商品紹介の動画 | 5〜10分で商品の説明と開発の背景を伝える |
意識の変化|「それぞれが試す」から「困ったらまず聞いてみる」へ
1. AIに聞いてみることへの抵抗感がなくなりました
資料を作るときだけでなく、分からないことがあったときに、まずAIに聞いてみる。その一歩目を踏み出すことへのためらいが、薄れてきたと感じられています。
「ちょっと何か分からんだら、まあ、聞いてみようかなっていう。そこの抵抗感はなくなったのかな」
研修を通じて、怖がらずに使える感覚を持てたという声もありました。
「使いやすさをまあ教えてはもらったかなっていう気はします」
2. 困ったときはAIに、が会社の方針になりました
社内では、困ったことがあればいちいち上司に相談する前にAIで調べてよい、という方針が共有されています。利用にかかる費用は会社が持つ形です。
「お金はこれでうちの方で会社で払うので、調べてください」
今後の展望
大人数の会議の議事録 ── 鍵は「音の拾い方」
研修のお申し込みの時から取り組みたかったテーマが、社内会議の議事録です。15名から16名が対面で集まり、午前と午後で合わせて3時間ほどの会議になります。
| 項目 | 会議の状況 |
|---|---|
| 参加人数 | 15〜16名 |
| 形式 | 対面(広い会議室) |
| 時間 | 午前・午後で合わせて約3時間 |
| 録音 | 室内にスマートフォンを置いて録音 |
発言は順番に出てくるわけではなく、あちこちから重なって出てきます。部屋が広いため、スマートフォンの近くの声は入っても、奥の声は同じようには拾えません。会議が長いぶん音声のデータも大きくなり、うまく議事録にまとめきれない状態が続いています。
「15人ぐらいがもう好き勝手に喋るので、それをまとめるのも大変やからAIはできたらなと思って」
動画づくりを、社内で同じやり方に ── 鍵は「共通の型」
動画はすでに作られていますが、現在は一人ひとりが自分のやり方で作っている状態です。
「我流になっちゃうと、できる人、できない人。やっぱりそれぞれのやり方ができてくるんで」
次に目指すのは、基本的な作り方を社内で共有し、誰が作ってもある程度同じ品質に揃えることです。
議事録の取り方については、研修後のアフターフォローの中で、KANNONも引き続き一緒に方法を探っていきます。