株式会社日工さま エレベーター・エスカレーター工事
半期分の予定も、画面をスクショして渡すだけでOutlookに入る。
研修前は調べ物に使う程度だったAIが、毎日の手作業を引き受けるものに変わりました。
そして今、紙の書類のデータ化や見積資料のデータベース化という「次に任せたい業務」が見えてきています。
背景|「どう使えばいいのか、イメージがつかない」ところから始まりました
2026年5月から6月にかけて、全3回のAI活用人材開発研修を対面で実施しました。
研修を受ける前のAIは、調べ物に使う程度のものでした。検索の延長として使うことはあっても、手元のデータやファイルを渡して何かを作ってもらう使い方はされていませんでした。
「講習を受ける前は、使い方がよくわからないというか、そこまでできると思っていなかった」
受講を決められたのは、AIの進化のスピードを肌で感じられていたからです。
「AIがすごい勢いで伸びてきているから、ついていかないと、着いた頃にはもう太刀打ちできない」
変化に置いていかれないために、まず自分たちで触ってみる。 その一歩として、研修を選んでいただきました。
変化|毎日の手作業が、AIに任せられるようになりました
スケジュール管理 ── 半期分の予定も、画面1枚で登録
研修後、代表取締役がよく使われているのが、Outlookでのスケジュール管理です。
メールで届いた予定をそのまま登録してもらう、複数ある仮のアポイントをまとめて入れてもらう。これまで日付を一つずつ確認しながら手で入力していた作業を、AIに任せられるようになりました。
たとえば、取引先から届く半期分の予定です。9月から翌年3月までの予定を、これまでは順番に手で入れていました。
「その画面をスクショして貼り付けて、入れてくれと言えば入れてくれるので、そういうのは楽ですね」
予定の数が多いほど、手入力には時間がかかります。画面を1枚渡すだけで登録まで終わることで、その手間が大きく減りました。
メール・提案書づくり
スケジュール管理のほかにも、メールの作成や、お客様に提案するための書類づくりにChatGPTを活用されています。
| 活用場面 | 内容 |
|---|---|
| スケジュール管理 | メールの内容や画面のスクショから、Outlookに予定を登録 |
| メール | 日々のメール作成の補助 |
| 提案書 | お客様に提案するための書類の作成 |
受講された皆様も、それぞれの業務の中でAIを使い始められています。
意識の変化|「調べ物に使うもの」から「データを渡して形にしてもらうもの」へ
1. データを渡して、作ってもらう使い方が身につきました
研修前は、AIを調べ物に使う程度でした。研修後は、メールや画面のスクショといった手元の情報を渡して、予定の登録や書類の作成まで任せる使い方に変わりました。
2. 「これもできそうだ」と、次の業務が見えてきました
使い方が分かったことで、日々の業務の中で「これはAIでできるのではないか」と考えられるようになりました。見積の資料をデータベースのように整える構想も、実際に手を動かしながら進められています。
「見積もりの資料的なデータベースみたいなものは、できるんじゃないかなと思う」
今後の展望
紙の書類のデータ化 ── 事務の効率化につながる入口
取引先から届く書類には、紙のものがまだ多く残っています。その内容を見積作成ソフトに入れるためには、一度データにし直す必要があります。事務の担当者からも相談が上がっており、実際に試しながら進められているテーマです。紙の書類をデータに変換する作業について、代表はこう話されました。
「(紙からデータへの)変換がうまくいけば、事務員の効率も上がるんじゃないかな」
Excelであれば取り込めても、専用のソフトにつなぐところは、もう一段の工夫が必要になります。紙からデータ、データからソフトへの入力までつながれば、事務の効率化に直結します。
見積資料のデータベース化
過去の見積の資料を整理し、必要なときにすぐ引き出せる形にする構想です。代表ご自身が、時間を見つけながら形にしようとされています。
「試す時間」をどうつくるか
研修によって、AIで何ができそうかは具体的に見えるようになりました。一方で、日々の業務と並行して試し続ける時間をどう確保するかが、次の論点として挙がっています。
「AIに聞くとできそうって言うんですけど、それをトライする時間が今なかなか」
「できそう」を、実際の業務で動く形にしていくこと。 それが、日工様の次のステップです。